【2026年版】液タブ選びの決定版|Wacom vs XP-Pen スペック・価格・描き心地を徹底比較

【2026年版】液タブ選びの決定版|Wacom vs XP-Pen スペック・価格・描き心地を徹底比較 クリエイティブ向上術

液タブを買おうと思ったとき、真っ先に悩むのが「WacomとXP-Pen、どっちを選ぶべき?」という問題ですよね。

Wacomは業界標準で安心感があるけど高い。XP-Penはコスパ最強だけど品質は大丈夫?そんな風に迷っている人も多いと思います。

この記事では、2026年の最新モデルを元に、ハイエンドとスタンダードの2パターンで徹底比較。スペックの数字だけじゃなく、実際の描き心地やサポート体制、そして「浮いた予算をどう使うか」まで含めて解説していきます。

まず結論から

先に結論を言っちゃうと、こんな感じです。

Wacomを選ぶべき人

プロとして活動する予定がある、仕事道具として長く使いたい、業界標準の環境が欲しい、サポート体制を重視したい。

XP-Penを選ぶべき人

初期投資を抑えたい、コスパ重視、浮いた予算を他の機材に回したい、まずは1台試してみたい。

どちらが「正解」というわけではなく、あなたの状況や目的次第。では詳しく見ていきましょう。

スタンダードモデル比較【初心者・副業デビュー向け】

「まずは1台」と考えている人が最も迷うボリュームゾーンの比較です。

項目Wacom Cintiq 16XP-Pen Artist Pro 14 (Gen 2)
価格帯約10万円〜約6万円〜
解像度フルHD (1920 x 1080)WUXGA (1920 x 1200)
筆圧感知8,192段階 (Pro Pen 2)16,384段階 (X3 Pro)
フルラミネーションなし(画面とペン先に少し隙間)あり(隙間がなく直感的)
左手デバイス別売標準付属 (ワイヤレスリモート)
こんな人に業界標準の安心感。中古市場でも値崩れしにくい付属品が豊富で、すぐに効率的な作業が可能
2026年2月11日時点

価格差は約4万円

スタンダードモデルでも約4万円の差があります。この4万円で何が違うのか見ていきましょう。

フルラミネーションの違い(体感できる)

Wacom Cintiq 16はフルラミネーションなし。つまり画面とガラスの間に隙間があって、ペン先と線の間に少し距離を感じます。

XP-Pen Artist Pro 14はフルラミネーションあり。ペン先が画面に直接触れているような感覚で、直感的に描けます。

これ、実は結構大きな違いです。特に初心者は「描きにくい」と感じる原因になることも。

左手デバイスの有無

XP-Penにはワイヤレスリモートが標準で付属。ショートカットキーを登録できるので、作業効率が上がります。

Wacomは別売なので、別途購入すると数千円〜1万円くらいかかります。

解像度の違い

WacomはフルHD(1920 x 1080)、XP-PenはWUXGA(1920 x 1200)。微妙にXP-Penの方が縦に広いですが、体感できるほどの差ではないです。

どっちを選ぶ?

Wacom Cintiq 16を選ぶべき人

Wacomブランドの安心感が欲しい、将来的に上位機種に買い替える予定(慣れのため)、サポート体制を重視する、中古で売るときの値崩れを避けたい。

フルラミネーションはないものの、Wacomのペンの描き心地は健在。10万円という価格も、液タブの中では「ちゃんとしたものを買う」ラインです。まずはWacomで慣れて、物足りなくなったら上位機種へ、というステップアップもスムーズ。

XP-Pen Artist Pro 14を選ぶべき人

初めての液タブでコスパ重視、フルラミネーションの快適さを体験したい、左手デバイスもセットで欲しい、浮いた4万円を他に回したい。

実は初心者こそフルラミネーションありを選ぶべきという意見もあります。「描きにくい」と感じて挫折するより、最初から快適な環境で始めた方が上達が早いからです。左手デバイスも付いているので、届いたその日から効率的な作業ができます。

ハイエンドモデル比較【プロ・本格志向向け】

最高峰の描き心地と、仕事道具としての信頼性を重視する人向けの比較です。

項目Wacom Cintiq Pro 17 (2023)XP-Pen Artist Pro 18.4インチ (Gen 2)
価格帯約36万円〜約14万円〜
解像度4K4K
リフレッシュレート120Hz60Hz
筆圧感知8,192段階 (Pro Pen 3)16,384段階 (X3 Pro)
色の正確さDCI-P3 99% / Pantone認証ありsRGB 99.8% / Calman認証あり
主な特徴圧倒的なペンの追従性と視差の無さ16K筆圧による繊細なタッチと高コスパ
こんな人に描画速度と正確性が求められるプロ向け初期投資を抑えつつ4K環境を整えたい人
2026年2月11日時点

価格差は約22万円

まず目に入るのが価格差。Wacomが約36万円に対して、XP-Penは約14万円。差額は約22万円です。

正直、この差は大きい。新卒の初任給1ヶ月分以上の差額です。ただプロとして仕事を取るなら、半年〜1年で回収できる投資額とも言えます。趣味や副業レベルなら「さすがに高すぎる」と感じるのが普通でしょう。

リフレッシュレートの違い(120Hz vs 60Hz)

Wacomの120Hzは、ペンの動きがめちゃくちゃ滑らかです。特に速いストロークを描くとき、この差は体感できます。

ただし60Hzでも普通に描けます。「ヌルヌル感」を求めるかどうかですね。

筆圧感知について

XP-Penは16,384段階で数字上は圧勝。でもWacomの8,192段階も十分すぎるくらい繊細です。

むしろWacomの強みはペンの入り抜きの自然さジッター(線の震え)の少なさ。これは数字に表れない部分ですが、長時間使うと違いが分かってきます。

どっちを選ぶ?

Wacom Cintiq Pro 17を選ぶべき人

すでにプロとして活動している、印刷物や商業案件が多い(色の正確さが重要)、描画速度を極限まで追求したい、予算に余裕がある。

プロの現場で「Wacomを使っている」というだけで信頼感が違います。クライアントとのやり取りでも「業界標準の環境で制作しています」と言えるのは強い。36万円は高いですが、仕事道具として5年使うなら月6,000円。そう考えると投資する価値はあります。

XP-Pen Artist Pro 18.4インチを選ぶべき人

これからプロを目指す、4K環境は欲しいけど予算は抑えたい、浮いた22万円を他の機材(PC、ソフト、資料代)に回したい、画面サイズを優先したい(18.4インチは作業しやすい)。

付属品が充実しているのもポイント。2種類のペン、左手デバイス、スタンド内蔵で、別途購入する必要がありません。「まず1台買って本格的に始めたい」という人には最適な選択肢です。14万円なら、バイト代を数ヶ月貯めれば手が届く範囲ですよね。

3つの比較ポイント深掘り

スペック上の数字と実際の描き味の違い

XP-Penは筆圧16,384段階と数字で圧倒しています。でもWacomは数字に表れない部分で優れているんです。

具体的にはこんな違い。

ペンの入り抜きの自然さがあって、線の始まりと終わりがスムーズ。ジッター(線の震え)の少なさもあり、ゆっくり線を引いてもガタガタしません。そして視差の少なさで、ペン先と線のズレが最小限。

これらは長時間使うと「疲れにくさ」につながります。プロが高くてもWacomを選ぶ理由の一つです。

アフターサポートと耐久性

「仕事道具」として考えるなら、故障時のサポート体制は重要です。

Wacomのサポートは国内メーカーで修理対応がスムーズ。サポートセンターの対応が丁寧で口コミ評価も高いです。修理パーツの入手もしやすい。

XP-Penのサポートは海外メーカーですが日本語サポートあり。対応は可もなく不可もなく。初期不良対応は比較的早いです。

「壊れたときに困るのは嫌だ」という人はWacom、「その分安い方がいい」という人はXP-Penですね。

浮いた予算の使い道

XP-Penを選んで浮いた予算(4万〜22万円)を、他の投資に回すのも一つの戦略です。

例えばこんな使い方があります。

左手デバイスとしてTourBox(約3万円)で作業効率が2倍に。高性能な椅子ならエルゴヒューマン(約10万円)で腰痛を防げます。長時間作業するなら椅子への投資は必須。資料代に使えば写真集、ポーズ集、参考書が20冊以上揃います。ソフトのアップグレードでCLIP STUDIO PAINT EXやAdobe CC年間契約も可能。PC本体の強化としてメモリを16GB→32GBに増設すれば、重いファイルもサクサク動きます。

実際、プロの中にも「液タブはXP-Pen、浮いた予算でPCとソフトを強化した」という人は多いです。トータルの作業環境で考えると、こちらの方が効率的な場合もあります。

液タブだけに全予算を使うより、バランスよく環境を整える方が結果的に満足度が高いことも。特に初心者〜中級者なら、XP-Penで十分なクオリティの作品が作れます。

目的別おすすめ診断

あなたに合うのはどれ?簡単診断してみましょう。

【パターン1】初めての液タブ、予算10万円以下

XP-Pen Artist Pro 14 (Gen 2)がおすすめ

フルラミネーションと左手デバイス付きでコスパ最強。初心者が「描きにくい」と挫折する要因を最初から排除できます。届いたその日から快適に描き始められるのが最大のメリット。

迷っているなら、まずはこれ。後悔する可能性が一番低い選択肢です。

【パターン2】Wacomブランドが欲しい、予算10万円

Wacom Cintiq 16がおすすめ

業界標準の安心感。「Wacomで描いてる」という自信は、モチベーションにつながります。将来的な買い替えもスムーズだし、中古で売るときも値崩れしにくい。

ブランドにこだわりたい、長く使いたい、そんな人はこれ一択。

【パターン3】本格的に始めたい、予算15万円以内

XP-Pen Artist Pro 18.4インチがおすすめ

4K環境を低予算で実現できます。画面サイズも18.4インチで作業しやすく、2種類のペンと左手デバイス付き。14万円でこのスペックは破格です。

「これから本気でやる」と決めた人に最適。付属品が全部揃っているので、追加投資なしで始められます。

【パターン4】予算は気にしない、最高の環境が欲しい

Wacom Cintiq Pro 17がおすすめ

120Hzの滑らかさと色の正確さは別格。プロ御用達の最高峰モデルです。商業案件やプロ活動を視野に入れているなら、最初から最高のものを選ぶのも一つの手。

妥協したくない人、プロとして活動する人は、迷わずこれ。

よくある質問

Q
筆圧感知は8,192と16,384でどれくらい違う?
A

正直、体感できる人は少ないです。8,192でも十分繊細。それより「ペンの追従性」や「視差」の方が描き心地に影響します。

Q
XP-Penは壊れやすいって本当?
A

一概には言えません。初期不良のリスクはどちらにもあります。ただしWacomの方が耐久性の評価は高いです。

Q
中古で買うのはあり?
A

Wacomは中古市場が充実していて、比較的安心。XP-Penは新品価格が安いので、わざわざ中古を選ぶメリットは少ないかも。

Q
MacとWindowsどっちでも使える?
A

両方とも対応しています。ただしドライバの相性問題は稀にあるので、公式サイトで最新ドライバを確認してください。

Q
iPad Proと比べてどう?
A

iPad ProはApple Pencilの描き心地が最高ですが、画面サイズが小さい(12.9インチまで)のと、PC用ソフトが使えない制約があります。本格的なイラスト制作なら液タブの方が選択肢が広いです。

まとめ

Wacom vs XP-Penの比較、いかがでしたか?

最後にもう一度整理しますね。

Wacomの強みは業界標準の安心感、ペンの自然な描き味、サポート体制、資産価値の高さです。プロや本格派向け。

XP-Penの強みは圧倒的なコスパ、フルラミネーション標準装備、付属品の充実、浮いた予算を他に回せることです。初心者〜中級者向け。

どちらが「正解」ということはありません。あなたの予算、目的、これからの活動スタイルに合わせて選んでください。

迷ったらこう考えよう

「とにかく安く始めたい」→ XP-Pen Artist Pro 14(約6万円) 「4K環境が欲しい」→ XP-Pen Artist Pro 18.4インチ(約14万円) 「Wacomが欲しい」→ Wacom Cintiq 16(約10万円) 「最高の環境」→ Wacom Cintiq Pro 17(約36万円)

正直、どれを選んでも後悔はしません。大事なのは「買ってから、どれだけ描くか」です。

液タブは長く使う道具です。3年、5年と使い続けることを考えれば、今の投資は必ず回収できます。特にSkebやFANBOXで収益化を考えているなら、液タブは「経費」として回収可能な投資です。

「もう少し考えてから…」と先延ばしにすると、結局買わずに終わることも。今この記事を読んでいるということは、すでに「欲しい」と思っているはず。

だったら、今日決めちゃいましょう。明日から、新しい液タブで描く生活が始まります。

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